ご挨拶

カトリック東京ボランティアセンター責任者
幸田和生(東京教区補佐司教)

2011年3月11日に発生した東日本大震災と福島第一原発事故によって多くの方が被災しました。震災発生直後に首都圏から支援活動のために被災地に出かけたカトリック関係者を中心に、首都圏からのボランティアを継続的に派遣し続けるための仕組みが作られました。これが「カトリック東京ボランティアセンター(CTVC)」です。
その年の夏以降、CTVCは主に宮城県南部と福島県で活動をすることになりました。福島県はある意味で県内全域が被災地であり、県内各地のカトリック信者が自分たちの身近なところにいる被災者を支援する活動を始めていました。もちろん、復興支援活動をしているカトリックでない多くの方々とも出会いました。この方々に協力するかたちでわたしたちはボランティア活動を続けてきました。特に放射能被害を受けている福島での支援活動は、今後も長く続けていく必要があると考えています。
わたしたちの活動の背景にはカトリック教会があり、キリスト教信仰があります。しかし、わたしたちは決して自分たちの宗教を広めるためにこの活動をしているのではありません。イエス・キリストは神をすべての人の父(アッバ)と呼び、すべての人が兄弟姉妹であることを教えてくださいました。このイエスを信じるわたしたちも、特に困難な状況にある人々に兄弟姉妹として寄り添い、ともに歩みたいという願いからこの活動を続けているのです。